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2005/12/27 (火)  クリプト
2005/12/28 (水)  クリプト2
2005/12/29 (木)  クリプト?3
2005/12/30 (金)  
2006/01/02 (月)  2006年問題
2006/01/03 (火)  2006年問題2
2005/12/27 (火)  クリプト

現在、森博嗣先生の「赤緑黒白」を読んでいる途中です。森先生の本を読むのは久しぶりなのですが、読みながら思い出したのが「笑わない数学者」の中で出題されていた次の問題です。

(第1問)4,4,10,10を使った四則演算で24を作れ。

カッコは自由に使ってもよいし、順番を入れ替えてもよいです。これは小説の中でも「小手調べ」的な問題で、少し考えればきっと誰でも解けるものです。


(第2問)3,3,7,7を使った四則演算で24を作れ。

第1問の解答が示された直後に出題された問題です。とっても難しい問題で、普通の考えでは解けにくいです。でも、テレビの平成教育委員会などでは同様の解き方の「1,1,9,9を使った四則演算で10を作れ。」といった問題が出されましたが、よくある問題なのですかね?「4,4,7,7を使った四則演算で24を作れ。」というのも同様ですね。


(第3問)3,3,8,8を使った四則演算で24を作れ。

これを出題された主人公は即座に「全部かけてルートする」と答えましたが、ルートは四則演算ではないので使えません。正解はここでは示しませんが、特に第3問の解答には「なるほどね〜」とタメ息が出てしまいました。

このように数個の数字の四則演算で別のある数字を作るゲームを「クリプト」と言います。私が幼少の頃通っていた珠算教室ではときどき「クリプト大会」が行なわれて速く解けた人には飴玉をくれたのですが、最近でもやってるのでしょうか?こちらのサイトで、クリプトに似たFlashゲームが楽しめます。でも四則演算が×÷優先ではなく左から計算させていくため、小学生にはあまりお奨めできません。

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2005/12/28 (水)  クリプト2

クリプトの問題で何か面白い問題が作れないかなと考えていたのですが、昨日の「3,3,8,8から24を作る」の切れ味の良さに勝るものを思いつきません。もし「こんなのも面白いよ」という問題を知っている方がいらっしゃれば教えていただきたいです(こちらまで)。
さて、そんなことを考えていたら次のような問題を思いつきました(もう以前にどなたかが考えているとは思いますが)。

1〜10の整数を4個(重複してもよい)使った四則演算で、自然数を作ります。1×1×1×1=1に始まり10×10×10×10=10000まで作ることができますが、全ての自然数を作れるわけではありません。作ることの出来ない最小の自然数は何でしょうか?

私なりに解答は考えているのですが、答えは次回にしたいと思います。

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2005/12/29 (木)  クリプト?3

昨日の続きです。問題は次の通りです。
1〜10の整数を4個(重複してもよい)使った四則演算で、自然数を作ります。1×1×1×1=1に始まり10×10×10×10=10000まで作ることができますが、全ての自然数を作れるわけではありません。作ることの出来ない最小の自然数は何でしょうか?

私はこの手の問題を考えるときには、シラミツブシの試行錯誤によって経験的に理解していく方法をとります。私の場合、論理的にズバッと解いたときにはほとんど間違いなく大きな勘違いをしている、ということを経験的に理解しているからです。

シラミツブシによる方法には限界があり、以前は両手両足の指の本数くらいまでしか考え切れなかったのですが、最近では不断の努力により「羊が1匹、羊が2匹・・・」と数えて眠らないくらいの数まで考えることができるようになりました。論理的に華麗に解くことにはいつも憧れてはいるのですが、仮に万が一華麗に解けたとしても大きな勘違いをしている可能性が非常に高いため、検算のために結局シラミツブシをしなければならない、ということも経験的に理解しています。

さて前置きが長くなりましたが、答えは「461」ではないでしょうか?(答えなのになぜか疑問形)

一応、大雑把に私なりの考え方を書いときますと、まず1から21までの数は2つの1〜10によって表すことができますので、それらに10を掛けて1〜10の数のいずれかを足すことによって220までは全て作ることができます。その後は例えば225=5×5×9なので、それに1〜10の数のいずれかを足したり引いたりすれば235までは作ることができます。同様に240=3×8×10なので、これに10までの数を足して250まで作れる・・・という具合に、後は大体20飛ばしくらいでシラミツブシにやっていけばよいのではないかと。で、450=5×9×10による460までは割と順調にいくのですが、その次の461がどうしてもできません。451〜471の数にうまい分割が見つからない上、461が素数ときているものだから無理だと結論付けました。

461の後は、463、466、467が作れないと思います。で、その後は480=6×8×10とか500=5×10×10などによって順調に作れるのですが、523辺りからボコボコっと作れない数が現れます。

上の記述に何らか誤りがあれば(あるような気がする)、遠慮なくメールにてご指摘いただけるとありがたいです。

ついでに、問題です。

1〜xの整数を4個(重複してもよい)使った四則演算で、2006を作るとき、自然数xの最小値は何でしょうか。

これはもうすでにクリプトではないですね。解答はまた明日。

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2005/12/30 (金)  

昨日の問題、
1〜xの整数を4個(重複してもよい)使った四則演算で、2006を作るとき、自然数xの最小値は何でしょうか。

の答えです。2006=14×13×11+4 なので、「14」が正解です?よね?(自信なし)
2006年にちなんで、もっと何か2006がらみの問題を出そうかと考えたのですが思いつきません。思いついたらまた出題しますね。

ここ数年、この時期になると日経PC21というコンピュータ雑誌の表計算大会に挑戦しています。6,7年前だったと思うのですが、試しにやってみようかと思って一応自分なりに答えを出したのですが、その後の入選者の作ったものを見て感動しました。私がゴチャゴチャと長たらしい式でやっとのことで出した同じ結果を、スッキリ短い式で出していました。確か、論理式を使って0を返せば空欄に、1を返せば■を表示させるようにしていたと思います。それを見た次の年から応募するようになりました。パズルを考えるようで楽しいし、後で同じ問題を解いた達人の技を見るのも勉強になります。何より賞品のパソコンに目がくらみました。3年位前までは応募した後、「パソコンをゲットしたかも!」などと本気で思っていたのですが、実際はハシニモボウニモかかっていないようです(ここ5年くらいは努力賞の図書カードはいただいてるのですが)。昨年、一昨年はもうあきらめモードですが、宝くじを買うよりは確率が高いかな、というくらいに考えてExcelパズルを楽しんでいます。


実家に帰省のため、本年の更新はこれが最後です。わざわざ見に来てくださってありがとうございました。2006年もどうぞよろしくお願いします。1月3日くらいから再開できると思います。では、よいお年をお迎えください。

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2006/01/02 (月)  2006年問題

あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。実家に帰って、「食っちゃ寝、食っちゃ寝」を規則正しく繰り返していました。昨日は子どもにせがまれて「ハリーポッター・炎のゴブレット」を観に行き、そこでさえも寝てしまったので、内容をあまりよく覚えていません。ポッターもハーマイオニーも大きくなったなあ、というのが感想です。

さて、2006年に因んで2006に関係するパズル問題を探したところ、「数学の部屋」で見つけました。この中の問題3、

「2006」を連続する何個かの自然数の和で表す方法を考えてください。

に興味を持ちました。が、他人のサイトの問題を横取りすることはできませんので、この類問を2つ。

a.「2006」を連続する何個かの自然数の四則演算で表す方法を考えてください。そのうち、使う自然数の個数が一番少ない方法はどんなものでしょうか。

b.「2006」を1から連続する何個かの自然数の四則演算で表す方法を考えてください。そのうち、使う自然数の個数が一番少ない方法はどんなものでしょうか。

実は例によって、私自身の解答が不安なのですが・・・。一応、これでいいのかな、というものはあるのですが、「最少個数」なのかどうかがちょっと・・・(そこがもっとも肝心だ!)。

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2006/01/03 (火)  2006年問題2

昨日の問題の、まずa.の問題、

a.「2006」を連続する何個かの自然数の四則演算で表す方法を考えてください。そのうち、使う自然数の個数が一番少ない方法はどんなものでしょうか。

について。答えは「2005−2006+2007」ですかね?奇数を作れという問題だったら2つの連続自然数の和で表せます。例えば「2005を作れ」という問題だったら「1002+1003」で作れますが、偶数だとそうはいきません。が、引いて足せば三個の連続数で偶数を作ることができます。で、次のb.問題です。

b.「2006」を1から連続する何個かの自然数の四則演算で表す方法を考えてください。そのうち、使う自然数の個数が一番少ない方法はどんなものでしょうか。

これは得意(?)のシラミツブシで考えたのですが、
「1×2×(3×4+5)×(6×7+8+9)」
ではないかと思うのですがいかがですか?2006を素因数分解すると 2×17×59 なので、これをもとに考えました。もし、順番は入れ替えてもよい、ということでしたら、
「1×2×5×8×(3×7+4)+6」
でしょうか?考えている途中で
「1×2×3×5×67−4」
というのも見つけたのですが、これは反則ですね。こんなのもありとしたら、またそれはそれで面白いかもしれません。すべて解答に?がついているのは、「本当は自信があるのに謙虚な態度だなあ」などと誤解していただけると幸いです。

解答の間違いや、別解などのご連絡をいただければとてもありがたく思います。

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